2023.10.07 コーヒーの読み物
コーヒーのpHについて
私が子供の頃は、『ペーハー』と習いましたが、最近は『ピーエイチ』が正式な読み方だそうです。pHは、Potential Hydrogenの略で、日本語では水素イオン指数です。
『7』が中性でそれよりも数字が小さくなると酸性、大きくなるとアルカリ性になります。
コーヒーは、表にもあるようにだいたい『4.5~5.5』の弱酸性の飲み物です。(浅煎りと深煎りは、pHで1程度の差がある!)
pHの導入を決めたのはコーヒーがどのくらい酸っぱいのかを数字で表記できれば皆さんがコーヒーを選ぶ際に参考になるからです。
数字が小さければ小さいほど酸っぱいコーヒーであり、数字が大きくなると酸が無いコーヒー(苦味がある)ということになります。
以下は、カフェテナンゴの焙煎度R:1~R:6がどの程度のpHなのかを示したものです。
<カフェテナンゴのロースト番号>
■R:1 pH 4.65~4.85 (1ハゼ終盤~1ハゼ終了直後 ミディアムロースト程度)
■R:2 pH 4.85~4.95 (1ハゼ終了~2ハゼ直前 ハイロースト程度)
■R:3 pH 4.95~5.15 (2ハゼ頭 シティロースト程度)
■R:4 pH 5.15~5.25 (2ハゼが全体に入る フルシティロースト程度)
■R:5 pH 5.25~5.35 (2ハゼのピーク直前 フレンチロースト程度)
■R:6 pH 5.35~5.50 (2ハゼピーク少し過ぎ フレンチロースト深め)
同じR:2でもR:1寄りのR:2もあれば、R:3寄りのR:2もありますので、それぞれの商品の焙煎傾向が分かります。
各商品に表示されているpHは、10回以上計測した平均値を記載しています。あくまで目安としてお使いください。
(バッチごとにブレがありますので)
YouTubeのアーカイブには、『pHについて勉強しよう』の動画があります。実験を含めて詳しく解説していますので、興味があれば観てください。
【Roast No.で選ぶ~お好みの焙煎度をクリックしてください】
■R:1 pH 4.65~4.85 (1ハゼ終盤~1ハゼ終了直後 ミディアムロースト程度)
■R:2 pH 4.85~4.95 (1ハゼ終了~2ハゼ直前 ハイロースト程度)
■R:3 pH 4.95~5.15 (2ハゼ頭 シティロースト程度)
■R:4 pH 5.15~5.25 (2ハゼが全体に入る フルシティロースト程度)
■R:5 pH 5.25~5.35 (2ハゼのピーク直前 フレンチロースト程度)
■R:6 pH 5.35~5.50 (2ハゼピーク少し過ぎ フレンチロースト深め)