2024.06.04 ショップ&イベント
コスタリカのチュルチル
チュルチル(Churchill)とは
グラニサード(かき氷)の一種。その起源は1940年代のプンタレナス市にさかのぼり、現在ではコスタリカの代表的なデザートとされています。
一年を通して温暖で湿度が高い沿岸沿いの地域で人気が高い。屋台や移動販売車で手軽に購入できることが多く、観光客をはじめ子供から大人まで幅広い年齢層に親しまれています。
なぜChurchillという名前?~チュルチル誕生の歴史
ホアキン・アグイラル・エスキベル(通称 “キニコ”)という名のプンタレナス商人は、行きつけのかき氷屋で毎日のようにグラニサードを買っていた。彼はグラニサードに様々なトッピングをして自分の好みのカスタマイズを楽しんでいたが、その中でもこの組み合わせが特に気に入っていた。
その地域の商店の人達は、ホアキン氏がイギリスの象徴的な政治家であるウィンストン・チャーチルに似ていることから、この独特のカスタマイズをされたグラニサードをChurchill(チュルチル)と名付けることにした。
カフェテナンゴとチュルチル
店主かやぬまがコスタリカのLa Lia Micro Millのオスカルに『東京でコスタリカのスイーツを提供したいのだが、何が良いだろうか』と聞いたところチュルチルなら間違いないという回答だったことから提供を決めました。
チュルチルを特徴づけるコーラシロップとミルクパウダー
チュルチルで使用される食材で独特な物といえばコーラシロップという謎味のシロップです。コカ・コーラとは全く関係がなく、赤い色で味はいちごのような栄養ドリンクのような不思議な風味です。(風邪シロップのような感じもある)
もうひとつ特徴的なのは、ミルクパウダーを使うことです。練乳とミルクパウダーをつかうことでよりクリーミーでミルキーな味わいになっています。
この2つの食材を使うと一気に現地っぽいものになります。しかし、現地でもシロップは色々なバリエーションがあり、必ずしもコーラシロップでなければいけないわけではありません。